個人的、または、自社のウェブサイトを自分が借りたレンタルサーバーにWordPressをインストールしてサイト構築する場合は、自由に作れば良いです。
でも、仕事として誰かから依頼を受けて請負ってWordPressを使ってウェブサイトを作る際に、気を付けたいことを書きます。
レンタルサーバー固有の文字フォントのプラグインに注意
レンタルサーバーの会社の中には、自社のサーバーを利用してくれるお客様向けの特典として、文字フォントが用意されている場合があります。
この文字フォントは、レンタルサーバーの会社が用意したWordPress簡単インストールなどの名称のインストールを利用した場合に、最初からインストールされているプラグインの中に含まれています。
この文字フォントのプラグインは、別のレンタルサーバーで利用することは、レンタルサーバーの会社との契約違反になると思うのです。
だから、文字フォントのプラグインを削除した状態でクライアントに納品するように、心がけると良いと思います。
バックアップや複製のプラグインは、使わない。
Duplicatorなどのバックアップや複製するためのプラグインを使って、クライアントのサーバーにインストールすることは、止めた方が良いと思います。
Duplicatorというプラグインは、インストール先のサーバーのPHPのバージョンを選びます。
つまり、必須条件より低いPHPのバージョンの場合は、使えません。
サーバー移転などの作業に伴うウェブサイト制作の場合は、SSLの設定などの関係で、止むを得ず古いサーバーで新しいサイトをインストールしないといけない場合もあります。
その場合、新しいサーバーのPHPのバージョンで使えるからと言って、Duplicatorを使って設置することは、避けた方が良いと思います。
理由は、なんらかの事情で、古いサーバーで、新しいサイトを使いたい場合が出てくることもあるからです。
Duplicatorは、インストールに使用するZipファイルや、インストーラーを、ウェブサイト設置完了後削除しておいた方が、セキュリティ上良いと思います。
このインストールに関わるファイルが残っていると、ウェブサイトの脆弱性が生まれてしまいます。
既存のウェブサイトのバックアップを取るためにDuplicatorを使うことは、良いと思います。
でも、クライアントのサーバーにインストールする際は、Duplicatorなどのプラグインによるバックアップ&複製の方法は、行わないようにすると良いと思います。
クライアントのサーバーで制作する事が一番良い。
納期に余裕があるなら、クライアントが契約したサーバーで、WordPressを設置してウェブサイトを作るのが一番良いです。
でも、本番とは違う環境でWordPressでサイトを作らないといけない場合も、あると思います。
その場合は、WordPressを設置するURLは、気を付けましょう。
必ず、作ったウェブサイトを納品した後、本番のURLに変更しましょう。
その手間があるので、できるだけWordPressなどのCMSを使ってウェブサイトを作る場合は、最初から本番のURLでウェブサイトを作るようにしましょう。
elementorというページレイアウトが容易にできるプラグイを使ってウェブサイトを作る場合も、本番と開発環境のURLが異なる場合は、本番でURLの変更をすることを忘れないようにしましょう。
本番と同じURLで作りましょう
WordPressなどのCMSでウェブサイトを作る際は、本番のURLで作るようにしましょう。
これは、後の変更や修正の手間を削減するためにも、心がけたいことです。
お見積もりお問い合わせ
WordPressでウェブサイトを作りたいと希望されている人は、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
なお、WordPressでネットショップ(ECサイト)を作る場合は、安価な低スペックのサーバーでは、クレジットカード決済のためのやりとりで上手く行かない事があるようです。
そのため、コスト削減でショッピングのサイトからWordPressに移行する場合は、慎重に検討した方が良いです。
このプラグインの情報は、とても参考になると思います。