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個人でアプリ開発を始めるとき、意外と見落としやすいのが「公開される住所」の問題です。
Google PlayやApp Storeでアプリを公開する場合、開発者情報として氏名、メールアドレス、住所、電話番号などの登録や表示が必要になるケースがあります。
特に個人で活動している場合、自宅住所をそのまま登録してしまうと、収益化や配信地域、アカウント種別によっては、ユーザーから見える場所に自宅住所が表示される可能性があります。
そのため、アプリ開発を始める人は、開発環境やサーバーだけでなく、バーチャルオフィスも早めに検討しておくと安心です。
Google Playでは住所が表示される可能性がある
Google Play Consoleでは、個人開発者でも法的氏名や住所などの登録が必要です。
Googleの公式ヘルプでは、個人アカウントの場合、Google Play上に法的氏名、国、開発者メールアドレスが表示されること、さらにGoogle Playで収益化する場合は住所が表示されることが説明されています。
つまり、無料アプリとして始める場合でも、将来的に有料アプリ、アプリ内課金、広告収益などを考えるなら、最初から公開用の住所をどうするか検討しておいた方が安心です。
参考:Google Play Console Help
https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/13628312
AppleのApp Storeでも注意が必要
AppleのApp Storeでも、個人でApple Developer Programに登録する場合、販売者名として個人名が表示されます。
また、EU向けにアプリを配信し、事業者として扱われる場合は、EUのデジタルサービス法への対応として、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先情報がApp Storeの商品ページに表示される場合があります。
日本国内向けだけで始める場合でも、アプリは後から海外配信に広げることがあります。最初の段階で住所公開のリスクを把握しておくことは重要です。
参考:Apple Developer
https://developer.apple.com/help/app-store-connect/manage-compliance-information/manage-european-union-digital-services-act-trader-requirements
個人事業主でもD-U-N-S Numberを取得できる場合がある
Apple Developer Programで組織アカウントとして登録する場合、D-U-N-S Numberが必要になります。
D-U-N-S Numberとは、Dun & Bradstreetが管理している事業者識別番号で、企業や団体を識別するために使われる9桁の番号です。
日本では東京商工リサーチがD-U-N-S Numberに関する案内を出しており、法人だけでなく、個人事業主、個人の請負業者、開業している医師・弁護士などの専門職にも付番できると説明されています。
そのため、個人事業主として活動している人でも、D-U-N-S Numberの取得を検討できる可能性があります。
参考:東京商工リサーチ
https://www.tsr-net.co.jp/faq/
ただし、D-U-N-S Numberがあれば必ず組織アカウントにできるわけではない
ここは注意が必要です。
D-U-N-S Numberを取得できることと、Apple Developer Programで組織アカウントとして認められることは同じではありません。
Appleは、組織として登録する場合、契約主体になれる法人・法的組織であることを求めています。個人事業主や一人事業の場合は、個人として登録する案内もされています。
そのため、個人事業主の方は、D-U-N-S Numberの取得だけでなく、Apple側でどのアカウント種別として扱われるかも確認しておく必要があります。
将来的に会社名や屋号でアプリを出したい場合は、法人化も含めて検討した方がよいケースがあります。
なぜバーチャルオフィスを検討した方がよいのか
個人開発者にとって一番大きな問題は、自宅住所を公開情報として使うことへの不安です。
バーチャルオフィスを利用すれば、事業用の住所を用意できるため、自宅住所をそのまま表に出すリスクを減らせます。
特に次のような人は、早めに検討する価値があります。
・Google Playでアプリを公開したい人
・App Storeでアプリを公開したい人
・将来的にアプリを収益化したい人
・個人事業主として活動したい人
・自宅住所をネット上に出したくない人
・D-U-N-S Numberの取得や法人化も視野に入れている人
・将来的に屋号や会社名で活動したい人
バーチャルオフィスを選ぶときの確認ポイント
バーチャルオフィスを選ぶときは、料金だけでなく、次の点も確認しておくと安心です。
・法人登記に対応しているか
・個人事業主でも利用できるか
・郵便物の受取や転送に対応しているか
・本人確認書類や契約書がしっかりしているか
・電話番号や電話代行サービスを追加できるか
・Google PlayやAppleの登録情報として使う場合に問題がないか
・開業届、銀行口座、D-U-N-S Number申請などにも使いやすいか
特に、Google PlayやAppleの本人確認では、登録住所と確認書類の整合性が求められる場合があります。
そのため、「バーチャルオフィスを借りれば必ず審査に通る」と考えるのではなく、事業用住所として使えるか、必要書類と矛盾しないかを事前に確認することが大切です。
まとめ
アプリ開発では、プログラミングやデザインだけでなく、公開時に必要になる事業者情報の準備も重要です。
Google PlayやApp Storeでは、個人開発者でも住所や連絡先の登録・表示が必要になるケースがあります。
また、将来的にAppleの組織アカウントや法人化を考える場合は、D-U-N-S Numberの取得についても早めに知っておくと安心です。
個人事業主でもD-U-N-S Numberを取得できる可能性はありますが、アプリストア側の登録条件とは別に確認が必要です。
自宅住所を公開したくない人、アプリを収益化したい人、将来的に本格的な事業として育てたい人は、アプリ開発と同時にバーチャルオフィスも検討しておくことをおすすめします。
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